「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る③
さて、こんなブログを書いたのはいいんですが、
私、2013年のクリスマススペシャルのあとは第14シーズンだと思っていたのですが、SPのあとも第13シーズン続いてたこと忘れてました(笑)。
すっかり存在を忘れてましたが、SPの続きである9話からはマリコさんを尊敬する江崎さんが登場するんでしたね。
協力関係ができて捜査が形になり、彼女が過ちを犯して台風の目になっていくまでが第13シーズン。
それにしてもだよ……土門さんがつれないフリしてマリコさんを屋上に呼び出す萌え萌え展開をなぜ忘れるんだ、私(笑)!
……さてそんなこんなでつづき!
第5位と第7位は前後編みたいなものなのでこちらを合わせて振りかえり。
ざっと第13〜14シーズンまで見直しました。やはり14シーズン最終話で藤倉部長に自分たちのやり方を認めさせてたので、改めて考えると相当な時間を要したわけですねぇ。
第7位「最終章〜古都を襲った無差別テロ!解剖医による疑惑の鑑定!!」
season14 第8話(2014年12月4日放送)
第5位「白昼の殺人雨!模倣犯による最悪の集団死マリコ路上に死す!?」
season14 第9話(2014年12月11日放送)
マリコさんと土門さんは第4位にランクインした2013年SPで自分たちの捜査で真実を見誤り多くの人を傷つけてしまったわけです。
でも、すべてを佐久間部長が責任を取った。それが上に立つものの責務だから。
そして「捜査と鑑定は夫婦や親子みたいなもの。刑事部が今後そうなってくれればいい」と言って去ります。
……そのままでいろよってことです。
だからこそ、土門さんはその次の13シーズン9話で「やり方を変えるつもりはない」とマリコさんに伝えます。
マリコさんの笑顔ww #どもマリ #科捜研の女 pic.twitter.com/onFrkWwAS8
— Missy (@Missy0786) 2018年4月8日
「あんな過ち犯しておきながら……やり方変えねえのかよ!」とつっこみたくなる気もしないでもない(笑)。
でもベテラン社員がよく言う「だってこうやってやってきたもん!」みたいな驕りを感じさせないのがすごいところで。
14シーズンのこの前後編は、2013SPから続く「土門さんとマリコさんはこのままでいいのか!」ってことへの答えが出たお話だと思います。
藤倉部長は捜査一課も科捜研も道具と言った。その道具を使う人間が責任を負うわけでそれは部長の仕事。土門さんもマリコさんも責任を取りきれず佐久間部長がそれを負ったのだから黙って管理されてろと言う話ですね。
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
でも、2人はやり方を変えなかった。 #科捜研の女 pic.twitter.com/Y3pUa0Vca7
周りに恵まれて、やり方を変えずにやったら結果が出た。現場でのそのときの判断で突き進むことはやはり必要だと。
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
藤倉部長はそんな2人に、道具としての役割を逸脱するならば、組織を抜けろ、それか圧倒的な責任を負う覚悟を決めろと言います。 #科捜研の女
圧倒的な責任を負う。そのためには、捜査と鑑定は夫婦にならなければなりません。風丘先生が呆れるほどの強固な信頼関係をもって、各々がプロフェッショナルとしての仕事を完遂する。これ以降、土門さんとマリコさんは捜査の上で過信せず、自分の感情に揺れることはほぼないです。#科捜研の女
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
「圧倒的な責任を負う覚悟」というのは、まさにこの第14シーズンの8話で藤倉部長が言います。
土門さんとマリコさんは自分たちのやり方を変えないために、
絶対に過ちを侵さないように、その覚悟を決めました。
自分たちのやり方は、なにか間違いが起こった時に自分では責任をとりきれないからです。
それを知った上で、それでも信念を曲げないことを決めたのです。
ただね、2013年SPで芝管理官は最後に「あなたたちが馴れ合っているようには見えなかった」と言っているので、土門さんとマリコさんはそれまでも自分たちの職務を忠実にこなしていたわけなんですけどねー……。
でも、過ちを繰り返さないように2人は今まで以上に揺るがなくなります。
第14シーズンの最後の前後編を見てますが、風丘先生が #どもマリ の2人の強固な信頼関係に呆れるとこ最高です笑。 #科捜研の女 pic.twitter.com/uns8ZfZt1s
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
相手を絶対的なまでに信じ抜く。
決して馴れ合いでなく、それぞれが職務を全うしベストを尽くすことが前提として。
その互いの仕事ぶりに絶対の信頼を置き、一緒にどこまでも真実を追求する。
これこそがどもマリのファンタジー!!
これって、生身の人間には無理だと思うんだよね(笑)。
仕事のパートナーとしては盲目的に見えなくもない……。
この絶対的な信頼が現実ではありえないからこそ、長年培ってきた関係性から出る情感と相まって、どもマリって人気なのかも。
なんか奥深すぎて、またいろいろ考えなきゃいけなくなった気がします(笑)。
いま17シーズンが終わったわけだけど、我々視聴者は土門さんとマリコさんのなにを見せられているんでしょうね。
ただわかっていることは、
……決して「愛」という言葉ではないと思うんですよ。
「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る②
前回はこちら。続きでーす!
第4位「疑惑の観光タクシー…予告された転落事故!奇妙なタイヤ痕、飛沫血痕の罠!! 冤罪を生んだ鑑定ミス!? 父親に尋問されるマリコ!辞職を要求する元管理官!」
season13 クリスマススペシャル(2013年12月25日放送)
なにか策略があって陥れられたとかじゃなくて、
本当に土門さんとマリコさんが捜査のなかで犯した痛恨のミスの話なんですよね。
2013のスペシャルはまさにどもマリ最大の危機。土門さんとマリコさんの協力関係が冤罪事件を引き起こしたと芝監察官と榊パパに追い詰められるお話。全ては佐久間部長が受け止めてくれますが、これが藤倉部長との長い闘いの始まりでもある。#科捜研の女 pic.twitter.com/K953CSi63n
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
この2人が協力して事件を解決していくのが「科捜研の女」ですが、それに対するアンチテーゼというか。
当然のように土門さんとマリコさんがやってきた捜査手法に対して、当時鑑識だった藤倉さんがNOをつきつける。それによってどういう影響が出ていくのかを愉しむお話だったと思います。
その後、藤倉刑事部長との対立が大きな主軸となる第14シリーズへ続く、序章のようなスペシャルでした。
切なさは、情が伴ってこそ成立する
どもマリ的ポイントは本当にもりだくさんなんですが、私が一番気になるのはこのネクタイの意味。
芝監察官とのシーン。ネクタイを解く内藤さんがセクシーすぎて死ねる。#科捜研の女 pic.twitter.com/33r4DnAMPf
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
土門さんのセクシーさを前にしてあんまり深く考えてなかったんですけど(笑)、
このトレードマークである赤いネクタイを解くのは、マリコさんとの接触が禁止されたあとに一人で立ち向かっていく決意の現れなのかなって。
離れ離れのときは、土門さんネクタイしてないんだよね。
マリコさんに会いにきたものの、次会うときは事件が解決してからだと決意した土門さん。ここめっちゃカッコいいww てか、心配だったんじゃないのー!と勘ぐりたいシーンw #科捜研の女 pic.twitter.com/Exj7GBpST3
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
ここのシーン、本当に滾るよ(笑)。
なにも解決していないのに、傷を舐め合うようなことをこの2人はできないんだってことです。まさに戦友!
精神的に追い詰められた相手に寄り添うことよりも、それよりも大切なことがあるってことですね。
でもそれはある意味、仕事上のパートナーだからこその思いであって、それでも滲み出るものが、今回は特に内藤さんの演技には感じます。
本当は心配で心配で、居ても立ってもいられないくらいの激情を必死に理性と使命感とで抑え込んでいるんじゃないのかって。
私がどもマリについてまとめるにあたって何度も言っている「恋愛関係にならないからこその切なさ」ですが、
本当にカラッとした関係なら切なくならないはずなんですよ。
ここに不思議と情感があるから、勘ぐりたくなるわけです。
事件解決まで離れ離れになる前のシーンでも、内藤さんなんか匂わせてるんだよね…。
監察が入り、土門さんが互いの会話を禁じられたとマリコさんに告げるシーン。マリコさんのお母さんから着信が入ったのをみて視線をそらす土門さん。相変わらず細かい芝居だわよ内藤さん、、、#科捜研の女 pic.twitter.com/tJFZNAykMb
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
このとき土門さんがどんなことを思っていたのか、いろんなことを考えてしまいますよね。
ただお母さんに申し訳ない気持ちがあるのか、いまからマリコさんが受ける試練を思ってのことなのか、心配したとして少しでも女として扱った自分に驚いているのか……とか。
内藤剛志さんて、余白のある演技ができる役者さんなんだってあらためて思います。
意図があってやっているんだけど、観る側がいろんな解釈ができるような表現であるということ。
それは沢口靖子さんといろいろ足し算引き算しながらキャッチボールできているからこそ、ですね。
これこそ、どもマリが人気が出た要因だと思います。
痛みを伴って、それでも貫き通す茨の道
マリコさんがすべての落とし前をつけようとしたとき、佐久間部長がすべての責任をとってくれるという痛みを伴うラスト。
どもマリ的にはここが好きなんですけど(笑、)
1番の胸滾るシーンは、佐久間部長に「自分の辞表を受け取らなかったんですね」と切り出すマリコさんの言葉にめっちゃ動揺する土門さんの反応w 聞いてねぇぞ感半端なさすぎてあとでどんな会話したんだかと妄想が止まらないシーン! #科捜研の女 pic.twitter.com/FYFxJ6RU2r
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
大切なのはこれですね。
ここで佐久間部長が榊パパの言葉である「捜査と鑑定は夫婦みたいなもの」と言うわけです。それを、土門さんとマリコさんは貫き通し続ける。#科捜研の女 pic.twitter.com/WFJVQqEmv6
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
佐久間部長、ホントいい上司だな…。
今回のことで、マリコさんは特にダメージを受けて、第14シーズンはそれを引きずり続ける描写がいくつかあります。
いままで、佐久間部長っていう好きにやらせてくれた上司が、自分たちが犯したミスによって去ってしまう。
藤倉部長を前にして、自分たちが矜持をもって立ち向かっていく力をいきなり求められていくわけですね。夫婦になれ!ってことですわ(笑)。
で、いまは本当に夫婦の域に到達して次は部下育ててるんだからね……それでも萌えが終わらないどもマリの不思議さよ……。
第14シーズンすごく観たくなってきたので、見直そうかと思います。
相馬くんがひとつ大人になる話もあったり、楽しいですよね。
そうしようかなー(笑)!
「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る①
そういえば「科捜研の女」が放送200回ということで、名作エピソードベスト10とかやってましたね。
不思議なもので、私が好きなエピソードばかりなんですよねぇ。
つまり、どもマリ的においしい話ばかり。
せっかくなので好きなものから振り返ってみようかと思います。
第1位「地獄のバスツアー マリコVSバスジャック犯!!100均グッズで決死の鑑定」
season16 第16話
ホント、意外(笑)。
でも科学捜査とどもマリ要素のバランスがいいものがランクインしている気がするので、そういう意味では腑に落ちる1位なのかな。
放送当時、私はこんなツイートをしていました。
はぁ、このアイコンタクト最高だわぁ。疲れ飛んだw #科捜研の女 pic.twitter.com/xsZQaTU6pe
— Missy (@Missy0786) 2017年3月2日
視線を交わすだけで意思の疎通がとれるようになるってすごい境地ですけど、
これは、信頼関係だけで結ばれた仕事上のパートナーならではなのかなと。
恋愛関係だったら、土門さんはマリコさんを心配するがあまり、自分が救ってやらなきゃって必死になると思うんですね。
もちろん土門さんは心配はしているんですけど、マリコさんを見つけてからはずっと冷静。
それであのアイコンタクト。あれは「お前ならこの状況を打破できる」って信頼しているからこそかなって。
そのあと銃を持ってる犯人とまた対峙させるなんて、そうでも思ってなきゃ無理だと思います。いい意味で女扱いしてないんですよね。
最後に土門さんが「日野所長に言っておいたぞ。無茶をしなくなったら、榊マリコじゃありませんってな」って言いますが、それが全てなんだろうなあ。
背中を預けられる相棒ってところでしょうか。
究極の巴御前的存在というかね……。
巴御前は武人でもあり木曽義仲のお妾さんでもあるので、実際のところはわかりませんが、一番そばにいるのに正室には敵わないって切なさがあるわけですよね。
土門さんとマリコさんは、互いに特定の相手がいない上に肉体関係もない。
本当に信頼関係だけでしかつながれていないからこその、切なさ。
ここまで深くつながれた絆がありながら、現場では阿吽の呼吸でも
たとえば、相手の一番好きな食べもの知ってるかって聞かれたら答えられないだろうなって思うんですよ。仕事のパートナーなんてそんなもんですよね。
せつないなあ……。私はそこに痺れる憧れるなんですよ。
第14シーズンの年末年始SPはどもマリ要素たっぷり
第2位と第3位は話自体がとてもおもしろかったのもありますが、どもマリ要素たっぷりでこれでハマった人多いんじゃないかなと思います。
何を隠そう、私もその中のひとりですから。
なんだかんだ、何回もみる #科捜研の女 はシーズン14の年末&新春スペシャル。どっちもどもマリ的においしいのよね。最高の年末年始かよw pic.twitter.com/OS3YMlTPoR
— Missy (@Missy0786) 2017年1月29日
第3位「白骨死体は30年前に夜逃げした親友!? 涙と執念のDNA型鑑定!東京〜大阪1100キロの大捜査! 繁華街の大爆破 迫る女探偵の罠〜マリコの過去が明白に!!」
年末スペシャル(2014年12月21日放送)
第3位ですが放映は先なのでこちらから。
私が以前からなんとなく観ていた「科捜研の女」にハマったのはこれです。
どもマリに覚醒した瞬間ですね(笑)。
マリコさんの学生時代の想い出が軸になって、とても見ごたえのあるSPでした。
なんといってもラストシーン、
土門さんがマリコさんの腕を掴んで「俺にはなんでも話せ」とのたまったのはこれです。
それはもちろん素晴らしい萌えですが、私的にしびれたのは土門さんがマリコさんに優しく慰めるシーンなのです。
私が #どもマリ 沼に堕ちたのは14シリーズの年末スペシャル。落ち込むマリコさんを優しくフォローする土門さんとのシーンを観たから。お前はこんなところで終わる女じゃないだろって励ますのは、根底に信頼があるから。それなのに、なんでこんなに情感があるのか。それが萌え。 #科捜研の女 pic.twitter.com/qzx9ZfjgF8
— Missy (@Missy0786) 2017年2月9日
私、最初からブレてなかったんだな―(笑)。
第2位「科学捜査vs祟りの村!恐竜の化石発掘現場から出現した白骨死体!京都〜日本海を結ぶ奇妙な手紙!わらべ唄通りに連続殺人が!!鑑定が告げる壮絶な真実」
新春スペシャル(2015年1月18日放送)
恐竜発掘という科学捜査とはまた違うロマンと、マリコさんが理解できないであろう祟りのお話で、年末スペシャルとは趣の違う面白いお話。
2クール放映の上に、年末年始SPがあったなんて贅沢ですねぇ。
マリコさんと土門さんが横に並んで捜査するのは本当に最後だけなんですけど、萌えポイントは意外とあります。
たとえば事件発生時に「土門さん、こっちに来られない?」ってマリコさんが電話でお願いしてみたり。
遠距離なのでテレビ電話で情報共有するシーンで、マリコさんと亜美ちゃんに捜査協力してくれた剣持さんの存在が気になってるような土門さんの描写があったり。
それで休暇取ってまでマリコさんのところへ駆けつけるんだから愛を感じずにはいられません(笑)。
長くなってしまったww
4位以降は、また今度にします。
第13シーズンが軸?ーーどもマリを愉しむ②
前回はこれ
どもマリの私的見解はこれ
「科捜研の女」は現在17シーズンが終了。
しかしながら、土門さんが登場したのは第5シーズンです。
小林稔侍さん演じる木場警部は大好きだし、武藤さんを演じるゆるキャラ的な立ち位置(笑)の内藤剛志さんも好きですが、やはり私にとっての「科捜研の女」は第5シーズンからだなと思います。
そのころからどもマリ的要素は満載なんですけど、いまは紆余曲折を経たあとの信頼関係が強固に築かれた後の2人なので、正直第5〜11シリーズくらいまではテイストが違うなあと思うんです。
いまの「科捜研の女」が好きなら第11シリーズからがおすすめ
「科捜研の女」で唯一DVDが発売されている第7シーズンもいいのですが、そのころの科捜研のメンバーっていまとぜんぜん違うんですよ。
日野さんや乾くんとかって、最初からマリコさんに必ずしも好意的に接するだけの人たちではなかったですよね。
それだけに重要な人物だともいえます。だって日野所長は現在唯一マリコさんの暴走をなんとか食い止められる良き上司であり、乾くんは反発しながらもやはり一番マリコさんを助けていた部下としてはピカイチな存在に変わりないんですから。
これはマリコさんとぶつかってきたからこその関係性だからなんだろうなって。
あと、そのころはマリコパパが所長なのでやはり雰囲気が違います。
私がいまの「科捜研の女」のテイストをそのまま味わいたいなら第11シーズンからじゃないかなと思います。
第11シーズンは乾くんが卒業して相馬くんが加わり、スペシャルでマリコパパがいなくなり宇佐見さんと入れ替わります。
私はこれがどもマリがさらに距離を縮めた転換期だと思ってるんですよ。
自分の記憶があやふやなので整理しようと思ったんだけど、11シリーズ途中までは乾くんも榊パパもいるので、2011のスペシャルで日野さんが所長になるのはこのドラマにおける転換期だろうなぁ。#科捜研の女 pic.twitter.com/MHh3sLg5XI
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
第6、7シーズンあたりをみると、マリコさんとパパは同居してるので、どうしてもパパとのシーンが多いんです。
で、土門兄妹も同居設定でしたよね。美貴ちゃんは第10シーズンごろまでレギュラー。
そして、マリコさんには乾くんがいるように、土門さんには権藤くんがいましたしね。権藤くんは第12シーズンまで。
お互いにそれぞれのフィールドでの支えがいるって、いまとはちょっと違うなと思います。
まだマリコさんが揺れていた第12シーズン
第12シーズンはなんといっても芝管理官かなアと。
彼女があれだけ頑なになるのは理由があったわけですが、マリコさんは確実にシンパシーを感じていたわけですね。
ただ、土門さんはちょっと警戒していたわけです。それがスペシャルでパパも戻ってきてすごい展開になっていくわけですが……。
12シーズン登場の芝管理官て、マリコさんがシンパシーを感じてるキャラだから、危険視してる土門さんとはシリーズの最初から捉え方が違って、そこが最終話にどもマリがぶつかる原因になるんだけど、ホントに最終話は本当に内藤さんの細かい芝居に痺れるよ、、、#科捜研の女 pic.twitter.com/gxboTVlsns
— Missy (@Missy0786) 2017年2月28日
第12シーズンの最後は、芝管理官が疑われる話なんですけど、
マリコさんは芝管理官の正義を信じるがあまりに彼女を疑いもしない。それが土門さんには許せないわけです。
それでぶつかるんですけど、このオチをつけるところで、お互いの想いをアイコンタクト一つで確かめ合うところは最大級のどもマリ萌えポイントでおすすめ。
ただ、このころはまだ真実を追い求めるためにまったくぶれないマリコさんはそこまで確立されてないんですね。
お互いが唯一の、第13シーズン
そして、第13シーズンになって2人にとって重要な人物、佐久間刑事部長が去ります。
佐久間部長は第5シーズンで土門さんを所轄から府警にひっぱりあげた人物なので、どもマリを引き合わせたといっても過言ではないわけです。
で、いまの藤倉部長に比べたら本当に好き勝手やらせてたわけですよ。
だから、 彼がいなくなるということは今まで通りの2人ではいられなくなる、14シーズンにおける苦難の始まりだったわけです。
そこで12シーズンに芝管理官が登場、13シーズンは佐久間部長がいなくなり、14シーズンまで藤倉部長との闘いが続き、その間に彼氏彼女くらいの関係性が夫婦の域に、、、土門さんの名言たくさんあるもんね(^^;; この過程がどもマリファンをさらに増やした気がするわ。#科捜研の女 pic.twitter.com/tm2ZqSIu6r
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
佐久間部長という、お互いに頼れる絶対的な存在がいなくなったこと
それぞれの現場で新しいメンバーと関係性を築いていかなければならなくなったこと。
そしてなにより、自分たちのやり方を貫き通すために藤倉部長と闘わなければならくなったこと。
土門さん、めちゃくちゃ攻めた発言が増えます(笑)。
「捜査と鑑定は親子や夫婦みたいなもの。(中略)俺はお前との会話をやめるつもりはない、いいな?」のくだりはもはやどもマリのバイブルといっても過言じゃないよねぇ。もはや、告白かよっていう笑。#科捜研の女 pic.twitter.com/bs4zO3F4gs
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
これがどもマリ萌えを増やした要因になったのではと思いますねー。
第13シーズンは第10シーズンから出ていた泰乃さんから亜美ちゃんにバトンタッチ。
日野所長が中心となってマリコさんの暴走をすこしでも止めつつ、宇佐見さんや相馬くん、亜美ちゃんが「マリコさんなら最後まであきらめずに真実をつきとめるはずだ!」と信じて疑わない感じはいまのシーズンに一番近いですね。
去年、再放送をよくBSやCSでみてましたけど、第13シーズンって繰り返し放送されていたんですよね。いまの「科捜研の女」を観て欲しいと思ったら、これが一番いい宣伝にはなるかもなあと思いました。
過去を遡ることは楽しい!
第11シーズンからみても十分どもマリ的には楽しいです。
第5〜10シーズンはいまのような絶対的なチームワークは科捜研にいつもあるわけじゃありませんが、佐久間部長の存在とか、日野所長が昔どうだったのかとか、やっぱり気になるポイントがたくさん出てくるんですよね。
なにより、どもマリの関係性が築かれていく過程を思い返すなら絶対に避けては通れません。
昔のほうがね、彼氏彼女っぽいんだよね。若さもあったかもしれませんけどww
ゆっくり続きを書けたらなと思います。第14シーズン以後ももちろん楽しいし!
いつでも扉は開いているーーどもマリを愉しむ①
さて、「科捜研の女」第17シーズン終ってしまいましたね。
始まったと思ったらもう終わり。
また今年の秋に会えることを願わずにはいられません。
私はマリコさんと土門さんの関係性萌えに徹してみている、いわゆる「どもマリクラスタ」の端くれ(笑)。
シーズン毎にどもマリシーンが増えているのは本当に嬉しい限りです。
とはいえ、今シーズンはすごかったな……。
毎日新聞のTwitterで「どもマリ」って流れてくるとは思わなかったよww
これまでTwitterで鍵もつけずに萌えを叫んできたわけなんですが、こんなに表に出てくるとは思いませんでした。
ファンならではの密やかな愉しみなわけで、正直静かに見守っていてほしかったですが、こうなったら仕方ない。
とことん愛を叫んでいきたいと思います!!
もう公式さんもどもマリだけでなく風マリまで認めてるしね(笑)!!
ちなみに、私のどもマリの見方はこんな具合です。
新シーズンはもちろん再放送でも!
「科捜研の女」は再放送もたくさんあるから、どもマリが気になる方はこれからもたくさん増えていくんじゃないかと思うんですよ。
関東から地元に帰ってきても、午後の再放送は「相棒」か「科捜研の女」なのは変わりませんでしたし。
BS朝日やCSのテレ朝チャンネルなどでもまとめてやってくれます。
ただ「科捜研の女」はDVDが全シーズン出てないので、そういう再放送をこまめにチェックして録画していくのがいいと思います。
でも、どもマリって本当に匂わせる程度なので、実際のところ少ないんですよね。
時々出るからこそ、破壊力があるとも言えるんですが、絶対にくっつかないってわかってるので、悶すぎて「もーやだ!」ってなったときも正直ありました(笑)。
そんな倦怠期を超えると、一緒に並んで歩いてるだけで萌えられるようになりますけどねww
第17シリーズの終盤、200回を超えたころにどもマリがここまで大きなトピックスになったのはすごく喜ばしいことです。
これを機に、自分がこれまでそれぞれのシリーズみたときどう思ったのか、思い返してまとめたいなという欲が出てきました。
シーズンごとにどのようなエピソードがあって、どういう関係性になっていくのかとか。
時間は掛かりそうですが、自分の録画を見直しつつ頭を整理していきたいと思います。
どちらがイニシアチブをとるかーー2つの作品に生きる槇村香
Twitterみてたら、こんなニュースが飛び込んできました。
楽しみですねー!!
「CITY HUNTER(以後、シティハンター)」は、自分が生まれたころに連載されていた漫画ですが、リアルタイムだと金曜ロードショーでやっていたアニメスペシャルをみたことがあるくらい。
ちゃんと見たのは大学生のころです。みたきっかけを話すと長いですが、自分の頭の整理のために書いてみます。
そのころ、007でジェームス・ボンドやってたピアース・ブロスナンが大好きだったものでよく彼の作品を見てたんですが、007の序盤のシリーズで彼のDVDの吹き替えやってたのが神谷明さんでした。
ピアースのFIX声優は田中秀幸さんだと思いますが、ちょっと青臭さの残るボンドになりたてのピアースには神谷さんの声がぴったりだったんです。
スーパーロボット大戦シリーズが大好きだったもので、ゲッターロボの竜馬とかのイメージがどうにも強いもんですから、憂いを帯びた2枚目があんなに似合うんだって感動したんですよ。まぁ、よく考えればライディーンみたいな作品もあるんで、二枚目はぴったりなんですけどもね……。
すっかり大好きになってしまった神谷さんの作品を観るとともに、いろんなインタビューとかも読みました。で、キン肉マンみたいな三枚目と北斗の拳のような二枚目を経て、どちらの要素もあるシティハンターは自分の集大成のような作品だったって語っていたのを知りまして……。
これは見ねば!とDVDを借りに行ったのが、はじまり!
(ちなみに、↑のサントラに入ってる神谷さんと伊倉一恵さんの「街中Sophisticate」ってキャラソンが神です)
アニメはTVシリーズ・映画・TVSP全部見ましたし、原作も買い揃えて熟読!
でも全部余すところなく楽しんで好きになったキャラクターは、冴羽獠というよりは槇村香でした(笑)。
明るくて活発だけど、アイデンティティが希薄な女性像
香は唯一の家族だった兄を亡くしてから、兄の代わりに獠のパートナーになります。
唯一もっこりしない女だと言われ、序盤は仕事のパートナーとしてもなかなか認めてくれない獠。
アニメの第1シリーズ最終回のとき、獠が命を賭しても香を助けようと「一人でいけ!」と諭す時、香は最初獠のそばを離れようとしません。
必死に一緒に助かろうとする健気さだといったら話は簡単ですが、私にはいつも違和感がありました。
香は一人助かったとしても、独りになるだけなんですよね。
冴子や海坊主、美樹さんと大切な仲間はたくさんいるけど、全部獠を通して知り合った人ばかりだし、彼女は本当に獠あっての存在。
まさにレーゾンデートルというか、まあ依存に近い。
作品がつくられた時代もあるのかもしれないけど、よりそう男性の腕の中でしか息ができないような女性というのは、私から観ると違和感でしかなかったわけです。
清らかな乙女なまま、飼い殺し状態だからね…。まさに籠の鳥。
でも、獠のそばで生きることが、彼女にとっての生きる意味なのだからしょうがない。
ただ、獠はそれを望んでいる男ではないんですよね。自分が幸せにしてあげられないってどこかで思ってて、香を幸せにしたいという男が出てきてもなにも言えない獠。
でもこの関係のイニシアチブは獠が握っていると思います。
だって獠が行動に移さなければ、この2人は別れることも相思相愛なのに添い遂げることもないからです。
エンジェルハートにおける香の力強さ
「エンジェルハート」はいつまでも新宿で獠と香が活躍していてほしいと思っているファンからすると悲しいパラレルワールド。
そして、香がもう肉体を持っていないということ以上に、冴羽獠が完全無欠のヒーローではない、生身の人間として描かれていることも拒否反応を示す人が多い理由な気がします。
でも私はそこが好き。
この作品だと、香は獠がいなくても生きていけるような強い女性なんですよね。
街のみんなから愛されて太陽のようにみんなの中心で輝いている、聖母マリア様のようなキャラクター像。
そして、獠も香のことを一人の女性として愛しながらも、どこか彼女を女神様のごとく崇拝している感じがあります。
みんなに愛されて笑顔を絶やさない彼女の、誰にも見せたことのない内面を知っている獠。
でも、初めて自分に優しさをくれた女性を美化してしまうのはしょうがない。
そしてシティハンターと違うのは、戸籍もない人間として未熟な自分とどうか一緒になって欲しいと行動に移すところ!
プロポーズをしかける獠の手口などすべてお見通しの上で、獠からの言葉を待っていたが故に彼のしたいようにさせる香が女性として器が大きすぎてしびれます(笑)。
やっぱり、この作品でイニシアチブをとっているのは香なのです。
生前の香の肖像画を見て脇目も振らずに号泣してしまったり、本当に愛し合っている獠と香が味わえるので、この2人の関係を楽しみたい方にはとてもおすすめ。とても大人な2人です。
最後に、この作品を楽しむためには「そばにいるのがわかるのに、肉体がない故の切なさ」を受け入れられるかです。
それを受け入れる冴羽獠はやはり理想の男なんでしょうねェェ……。
トップスター・トップ娘役という関係性を考える②――お互いが想い合う尊さ
さて、こんな記事を書いたわけですが、
次は、宝塚のトップコンビ萌えについて頭を整理したいなと思います。
見栄えのバランスはもちろん重要
去年、天海祐希・ゆりちゃんのドラマ「緊急取調室」を見て、共演している田中哲司との見栄えのバランスが素晴らしいなと思ったのが、いま思えば宝塚に再びハマるきっかけでした。
ゆりちゃんと田中哲司の役においての関係は、作中くっついてもおかしくない、そのギリギリを楽しむ異性間ブロマンスですね。
もちろん、宝塚のコンビ萌えとは違いますが、ゆりちゃんと横に並んで釣り合いが取れて、こんなにバランスがよい人をみるのは、麻乃佳世・ヨシコちゃん以来だなあって思ったんですよ。いわゆる"chemistry"というやつです。
ゆりよしはそれぞれ個々として好きなんですけど、コンビとして好きだったかと聞かれたらぶっちゃけ見栄えの問題だけだったかもしれません。ゆりちゃんが好きだったとき、私は小学生だったので男役が光り輝いているのをみるのが愉しみだったんですから、コンビネーションがどうとか、そういう観点で見ていなかったからです。
それを楽しめてたってことはヨシコちゃんが娘役としていい仕事をしてたってことの証明なんですけどね。
で、最近ヨシコちゃんなにしてんのかなと思ったら「麗人」のコンサートで涼風真世・カナメさんと共演したと知ってびっくり。それでDVD買ってみたりして。そこから昭和ジェンヌにどんどん足を突っ込んでいくわけなんですけど、最終的に剣幸・ウタコさんにたどり着くわけです。
ウタコさんはゆりちゃんのミーマイ再演の際に、稽古見学してる様子をTVで見たときから、お名前は存じ上げていました。ほぼ日の連載でゆりちゃんがいかにウタコさんのことを大切に想っているかも知っていたし。
で、去年「緊急取調室」がやっていたころ、ゆりちゃんはまたほぼ日でウタコさんとの想い出を語ってくれています。
で、先に「麗人」みちゃったんですけど、宝塚らしい凛としたところはわかるんですが、お声も柔らかいしあまりにお美しい女性なので、最初は全然男役だったイメージがもてませんでした(汗)。
でも、ここまでゆりちゃんが尊敬する先輩ってどんなトップさんだったのか知りたいなアと気になっていたので思いきって「ル・ポアゾン」をみたんですよね。
いやー見たら最後(笑)。なぜいままで見てこなかったのか!ここで完全にオチました……。
ゆりちゃん時代の月組が大好きだったのに、ゆりちゃんがお手本にしたスターさんを好きにならないはずがなかったのよね……。
ただ、ウタコさんを好きになったのは、ちょっといままでとは違いました。
観た作品がさよなら公演だからなおさらだったと思うんですけど、こだま愛・ミミさんが相手役だったからこそウタコさんを好きになったから。しかもこれは見栄えだけの話じゃ収まらないのです……。
相手に向ける想いが互いの魅力を高める
私が言うまでもないことですが、「ル・ポアゾン」ってホントにお洒落な作品で、トリスタンとイゾルデのピュアな2人にうっとりしたと思えば、現代に生きるジゴロなアダムとイブのエロスに酔わされ、トップガーン!翻弄され続けます。
それだけ振り幅の広い作品で楽しませられるということは、演者にいろんな引き出しがあるってことなんですよね。岡田敬二先生が「トップ2人のために書いた大人っぽい香りのある作品」と当時の公演パンフレットに書いていましたが、岡田先生の意図を知ってか知らずか、ウタコさんは歌劇の座談会で「媚薬にはいろんな香りがあると思うから、それぞれ場面ごとの香りを自分自身も変えられるように、お客様にいろんなものを味わったと感じていただけるようにと…」とおっしゃっています。なんて素敵な表現!
この作品、ミミさんがウタコさんを本当にとろけるような顔で見つめたり、色気たっぷりに挑発したりと本当に目が離せない存在で、ここまで娘役に注目したことはありませんでした。ダンスが一番って言われてるとは思えぬ歌と芝居のうまさはもちろん、年月を経て成熟した娘役の濃厚な寄り添い力に圧倒されます。
そして、ウタコさんが抜群の包容力でミミさんを受け止めることで、さらに男役としての色気が増すのが素晴らしい。トップコンビって相乗効果があるから魅了されるのだとこの時やっとわかりました。
トップコンビってダンスも歌も芝居も一緒のシーンが多いから、それはもう長くて濃密な時間を共にするわけですよね。だから、相当いろんなことあると思うんです笑。きっとウタコさんは言葉を選ぶと思うけど、きっといい作品をつくりあげるために真摯に言葉をかけると思うし。それでもビジネスライクな感じのない、何回見ても新鮮な感じを失くさずに、味わい深い作品をつくれるというのは、信頼関係がちゃんと構築されてるからなんじゃないかと。
望海風斗・だいもんの番組でウタコさんが「アイツ本当にいろんなことしでかしてくれるんだよね(笑)。でも、なにがあっても"私ならなんとかしてくれる"って思いを持ってくれてたことが、彼女の娘役として素敵なところなの」っておっしゃってて、ミミさんにもウタコさんへの特別な思いがあると思いますが、お互いに想い合うってすごく尊いですよね。それが舞台に現れて、多くのファンを魅了してたんだと思うと、生で観れてたら悶絶ものだったろうと思うのです。
年を重ねても変わらぬ関係性の尊さ
さて、ウタミミにハマってから100周年公演DVDや麗人コンサートをあらためて観てみました。
シメさんの変わらなさに脱帽して最初は気づきませんでしたが、トークだけでも見直してみると本当にいろんな気付きがあります。
峰さんとマイマイさんやペイさんとマサエさんなど、現役時代の面白エピソードを楽しく話してくれるコンビはたくさんいらっしゃいますけど、話してる内容によっていろんな顔が見られるっていうのはウタミミならではなのかなって。
ウタコさんは基本的に頼りになるお姉さん的存在なんですけど、女子をからかう小学生男子的になるとこがたまらん(笑)。
もちろんミミさんも、お姉さん頼りなかわいい妹でもあり、男子のイジリをさらっと受け止めるおませさんな女子のようでもあって。
当時の映像って少ないし、現役時代、リアルタイムでは知らないからなんとも言えないけど、歌劇やグラフ読んで「こんな2人だったのかな」って想像してたそのままで今でもトークしてる感じがまたすごいんですよね。はぁ、すごい!失われないんだなアって。
基本的に現役時代のときのことを聞かれて「ウタコさんにおんぶにだっこでした」ってミミさんが言って「本当におんぶにだっこしてましたよ」って返すウタコさんを生で観た今となっては「この夫婦漫才どんだけ続けてきたんだろ……」って思うんですけど、ちょっとねー彼氏彼女っぽいときありませんか(笑)?
ミミさんが自分より華奢なウタコさんにリフトしてもらう振りがついたとき、ご飯を食べなくなっちゃうって話が有名じゃないですか。
相手に負担をかけないようにって、上級生だからって言ってしまえばそれまでなんですけど、なにも言わず食べなくなっちゃうミミさんが愛おしいし、そんなミミさんに「いいから来なさい」ってご飯連れてったり家に呼んだりして食べさせるウタコさんの気遣いがまた愛があってたまらないし。
ミミさん、ウタコさんに会うときは「元カレに会う感じ」とか言ったことあるそうじゃないですかぁ(笑)!
先日の逸翁コンサートでもその話があったんですけど、「私、ミミをリフトして重いって思ったことないよ?」ってウタコさんが言ったときの男前な感じと、それ聞いてホッとして嬉しそうなミミさんが可愛くてたまらなかった。尊いよねぇ……。
さて、これだけの多面性をですね、先日もトークだけで楽しめたんですよね……。
それで、更に磨きの掛かった男役・娘役芸と、年月を重ねて芸の幅を広げた女性としての「いま」を見せてもらって、完全にこっちはキャパオーバー。すさまじい多幸感でした。お2人とも成熟した大人の女性なのに、いろんな顔がある、そのどれもが嘘だって感じさせない。
女性が演じる男役に寄り添う娘役って究極の虚構なんですけど、そこに真実味をもたらすのは人としての信頼関係だと思う。
それをすごく教えてもらったな、と。
最後に、一つ気になるのは当時から「ウタミミ」って呼称はあったんですかね?
これ言い出した人天才だと思うww