There is something that I want you to know.

好きなものは、コンビ萌え

「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る③

さて、こんなブログを書いたのはいいんですが、

missy0786.hatenablog.com

私、2013年のクリスマススペシャルのあとは第14シーズンだと思っていたのですが、SPのあとも第13シーズン続いてたこと忘れてました(笑)。

すっかり存在を忘れてましたが、SPの続きである9話からはマリコさんを尊敬する江崎さんが登場するんでしたね。

協力関係ができて捜査が形になり、彼女が過ちを犯して台風の目になっていくまでが第13シーズン。

それにしてもだよ……土門さんがつれないフリしてマリコさんを屋上に呼び出す萌え萌え展開をなぜ忘れるんだ、私(笑)!

 

……さてそんなこんなでつづき!

第5位と第7位は前後編みたいなものなのでこちらを合わせて振りかえり。

ざっと第13〜14シーズンまで見直しました。やはり14シーズン最終話で藤倉部長に自分たちのやり方を認めさせてたので、改めて考えると相当な時間を要したわけですねぇ。 

 

第7位「最終章〜古都を襲った無差別テロ!解剖医による疑惑の鑑定!!」

season14 第8話(2014年12月4日放送)

第5位「白昼の殺人雨!模倣犯による最悪の集団死マリコ路上に死す!?」

season14 第9話(2014年12月11日放送) 

マリコさんと土門さんは第4位にランクインした2013年SPで自分たちの捜査で真実を見誤り多くの人を傷つけてしまったわけです。

でも、すべてを佐久間部長が責任を取った。それが上に立つものの責務だから。

そして「捜査と鑑定は夫婦や親子みたいなもの。刑事部が今後そうなってくれればいい」と言って去ります。

……そのままでいろよってことです。

 

だからこそ、土門さんはその次の13シーズン9話で「やり方を変えるつもりはない」とマリコさんに伝えます。

「あんな過ち犯しておきながら……やり方変えねえのかよ!」とつっこみたくなる気もしないでもない(笑)。

でもベテラン社員がよく言う「だってこうやってやってきたもん!」みたいな驕りを感じさせないのがすごいところで。

14シーズンのこの前後編は、2013SPから続く「土門さんとマリコさんはこのままでいいのか!」ってことへの答えが出たお話だと思います。

「圧倒的な責任を負う覚悟」というのは、まさにこの第14シーズンの8話で藤倉部長が言います。

土門さんとマリコさんは自分たちのやり方を変えないために、

絶対に過ちを侵さないように、その覚悟を決めました。

自分たちのやり方は、なにか間違いが起こった時に自分では責任をとりきれないからです。

それを知った上で、それでも信念を曲げないことを決めたのです。

 

ただね、2013年SPで芝管理官は最後に「あなたたちが馴れ合っているようには見えなかった」と言っているので、土門さんとマリコさんはそれまでも自分たちの職務を忠実にこなしていたわけなんですけどねー……。

でも、過ちを繰り返さないように2人は今まで以上に揺るがなくなります。

相手を絶対的なまでに信じ抜く。

決して馴れ合いでなく、それぞれが職務を全うしベストを尽くすことが前提として。

その互いの仕事ぶりに絶対の信頼を置き、一緒にどこまでも真実を追求する。

これこそがどもマリのファンタジー!!

 

これって、生身の人間には無理だと思うんだよね(笑)。

仕事のパートナーとしては盲目的に見えなくもない……。

この絶対的な信頼が現実ではありえないからこそ、長年培ってきた関係性から出る情感と相まって、どもマリって人気なのかも。

 

なんか奥深すぎて、またいろいろ考えなきゃいけなくなった気がします(笑)。

いま17シーズンが終わったわけだけど、我々視聴者は土門さんとマリコさんのなにを見せられているんでしょうね。

ただわかっていることは、

……決して「愛」という言葉ではないと思うんですよ。