出逢いから萌えははじまっているーーどもマリを愉しむ③
さて、科捜研の女の第18シーズンがはじまりましたね。
どんなどもマリが見れるかしら、と思っていたら、
次の3話が!公式がどもマリ萌えを仕掛けてきましたよ(笑)!
革ジャン時代の土門さんの過去が語られるということで、こりゃ黙ってらんねぇなと(笑)。
なので、第5シーズンをここで掘り下げたいなと思います。
1話目のスペシャル以外はなかなか再放送がないので、
まだ未視聴の方は、BS・CS・地方局の再放送枠を逃さないように!!
第5シーズンは土門さんとマリコさんの「なれそめ」
それぞれの部署で扱いづらいと思われている2人が、ぶつかり合いながらお互いを認め合うまでのお話です。
マリコさんにまったく色気がないし、土門さんはまったくマリコさんを女性扱いしないので、究極の異性間ブロマンス!
マリコさんはとにかくクールビューティな女王様。
若さゆえに尖ってて、アメリカ帰りの才女!設定が効いていて
自分を全く疑わないというか……誇りを持っているんですよね。
自分が科学的に出した答えに絶対的な自信があって、本当に現実に起こったのかどうかを確かめているような感じです。
そして、同僚に対して愛がないですね(笑)。
いまは一緒に仕事をする仲間として、できるってわかってるからこその振り回し方をしますが、
昔は顎で使っている感じ。日野さんや乾くんがブーブー言ってるシーンが多々あります(笑)。
土門さんは革ジャンでドロップ缶を持ち歩く、関西弁の癖がありすぎる粗暴な刑事。
ガラが悪すぎる(笑)。
荷物が風呂敷とかに包んでて、いでたちがどこか寅さん的なんだよね。
「〜ですなぁ」みたいな口調でちょっとおじさん感があるんだけど、
マリコさんとのやりとりはちょっと子供っぽいし、
捜査のときにはエネルギッシュで若々しいので、
キャラ設定が少しいびつな感じがしますね。
問題起こして所轄に行ってまた府警に戻ってきた土門さん。
なぜまた府警に来れたのかというと、佐久間刑事部長が検挙率を上げるために連れてきたためのよう。
マリコさんとの初対面では「(科捜研なんて)京都府警には無駄な部署があるんですなぁ」というので、科学の力なんてまったくアテにしていないのです。
いまの絶対的な信頼関係を思うと、本当に新鮮(笑)。
でもめっちゃくちゃ距離が近いよー!!
2人とも若いので、彼氏彼女感があります。
現場検証でもいまだと横に並んでいるけど
マリコさんの真後ろから顔突っ込んでるので、抱き合ってるようにみえるシーンとかね(笑)。
これはスーツ姿じゃなくて、革ジャンで粗暴な刑事だからこそありえたんだろうな。
あと、夫婦だと装ったシーンがあったりして、今とは違う気恥ずかしさがあるんですよねー。
マリコさんも捜査で外に出ているときや土門さんの前だとちょいちょい関西弁が出て、
「なんや、お前も関西か」って笑う土門さんはとってもキュート!
粗野な物言いの土門さんに一歩も引かず、自分の検査結果を武器にぶつかっていく捜査していくマリコさんなので、土門さんとマリコさんは完全に対等です。
で、私が好きなのは7話。
土門さんが大ピンチな話ので、弱気になっちゃう土門さんが見れるお話です。
シーズン5の7話はどもマリの源泉といってもいいかも。土門さんが初めてマリコさんを真に認める話だからね。このころは土門さんキャラ違って、最後はマリコさんと大阪弁でやりとりするところが最高だったなー。#科捜研の女 pic.twitter.com/rHH6madXsA
— Missy (@Missy0786) 2017年2月24日
マリコさんを認めることは、科学の力を信じるということです。
そして無機質に思える科学が、人を救うさまを目の当たりにした。
なんとなーく協力しあってきたけど、明確な信頼関係が生まれた瞬間でした。
そのあと、妹の美貴ちゃんにマリコさんとの仲を聞かれて「あいつは戦友だ」というわけです。
8話と最終話はマリコさんが窮地に陥る話ですが、土門さんはマリコさんを「自分で答えを見つける女だ」と信頼した上で協力します。セコム的役割もちゃんと発動しており、どもマリの在りようはすでに構築されていることがわかります。
そしてすでにブロマンス的な要素もあり、当時からすでに意図的であったということも(笑)
第5シーズンの私的などもマリの萌えポイントは、
マリコさんを挑発するような言い方やそぶりをする土門さんと、一歩も引かないマリコさんとのやりとりは痛快!
でもこれは女扱いしていたら、土門さんは同じことをしないでしょう。
ビジネス上の関係だから一切容赦がなく、信頼だけで結ばれる。
若さゆえに恋愛関係に発展するかもしれない可能性を感じさせるので、
この時点では危うく映ります。
いまは年を重ねたので、危うさの種類は変わった気がします。
人間、そんな白黒はっきりつけられるものでしょうか。
お互い、大切な相手には間違いないわけですよ。
男と女の関係ではないだけで、事件によってはプライベートな部分にふみこむ場合もあるし、
作品が現実と同じ時の流れなのだったら、13年は一緒にいるんだからなおさらです。
ほかの相手に色目を使われたらちょっと面白くない。
そういう感情があるのではないか……それを妄想するのがどもマリの楽しみです。
でも最近のシーズンでは、それを明確に描いていますね。
16シーズンの3話、マリコさんが前夫とよりを戻すのではとみんなに疑われる話は、まさにそれです。
そして、マリコさんも最近そういう感情ではないかと思うようなシーンがあります。
これもたしか16シーズンだったかな。
最後のシーン、いろんなことを考えさせられる。土門さんがマリコさんを肯定するのは基本は信頼から。でも最後のマリコさんの表情をみると、情感があるよね。マリコさんにも土門さんへの感情のなにかがあるってことかなぁ。#科捜研の女 pic.twitter.com/cOroyItS01
— Missy (@Missy0786) 2017年2月23日
マリコさんの、不器用に優しい言葉をかける土門さんへの視線。
とても余白のある演出・演技だと思います。
今日の夜、土門さんの過去が描かれますが、
マリコさんはどんな感情をのぞかせてくれるんでしょうか。