18シーズンを終えて
10月から始まった「科捜研の女」18シーズンがたった1クールで終了してしまいましたね。
来年なにを楽しみに生きれば、とか思ってたら、土門さんが卒業してしまうかもしれないという急展開。
科捜研の女ファンは戸惑いのなか年を越す事態に。
しかしながら、土門さんが「俺がいなくても大丈夫そうだな」なんて言ったからなのか、最終回は今シーズン最高の視聴率。
前のシーズンまでだと、どもマリを意識した話だからと言って視聴率にはあまり関係なかった印象なんですけど、今シーズンは3話「土門刑事の女」が2番めに高い視聴率だったようですので、これは顕著だなと思います。
それで最終回がこれなので、どもマリを揺さぶれば視聴率が上がると証明してしまったようなものです。
これもやはりね、「どもマリ」をみる視聴者が増えて、このカップリングが公式認定されたおかげかなと思うんですよね。
だからこの2人の関係性にメスを入れられたのは必然だったのかなと。
信頼のみでつながれた絆は続くのか否か
さて、私はこのインタビュー記事を読んで、沢口靖子さんと内藤剛志さんがそれぞれに、マリコさんと土門さんが男と女の関係にならないからこそ面白いのだとおっしゃってくださったことにいたく感動しました。
なぜなら、仕事上の関係なのに誰よりも強固な絆でむすばれている男女。
でも、信頼だけでなりたっている絆だから恋愛に進展しない。
だからこそ、見ているこっちは張り裂けそうなくらいせつなくてじれったい。
これは幾度となくTwitterで何年も垂れ流し、このブログでも書いてきたどもマリの私的見解です。
やっぱり制作側は意図的にやっていたんだ!と確信を持てました。
ただね、ドラマをどう続けていきたいかは沢口さんが語っているけど、
どもマリのこのじれったい関係をずっと続けるかどうかは書いてないんですよね。
正月スペシャルはどんなラストが待っているんでしょうか。
私は最終話の放映前にこんなツイートをしました。
土門さんとマリコさんがずっと一緒に捜査してくれたら、私どれだけマンネリ化してもそれでいいと思ってます。ただ、今回のシーズン見てて、もうこの2人で何か大きな事件っていうのはもう手詰まりなのかも、とも思いました。もうお互いの信頼はマックス。何があっても揺らがないので。#科捜研の女
— Missy (@Missy0786) 2018年12月13日
マリコさんと土門さんがいまの関係を続けている限り「変化」は訪れません。
私は18シーズンをみていて、どもマリの萌えポイントばっかり探していました。
ちょっと粗探しに近いなとも感じていて、これをマンネリというのかな、とも。
でもそう思うってことは、2人に劇的なドラマは生まれないということを自覚している現れでもありますよね。
だから、ここで土門さん卒業かも?!と揺さぶりをかけることで、結果はどちらにせよ、マリコさんと土門さんの関係にはなにかしらの「変化」があるのかな、と。
こうなるとさ、第3話の「土門刑事の女」放映当時は「やっぱりこの2人は恋愛には発展しないんだな」とがっくり来るくらい突きつけられたと思ったけど(笑)、今思えば2人の関係に揺さぶりをかけた話だったかも、と。
正月スペシャルまで、徹底的にどもマリを考えたいところです。
出逢いから萌えははじまっているーーどもマリを愉しむ③
さて、科捜研の女の第18シーズンがはじまりましたね。
どんなどもマリが見れるかしら、と思っていたら、
次の3話が!公式がどもマリ萌えを仕掛けてきましたよ(笑)!
革ジャン時代の土門さんの過去が語られるということで、こりゃ黙ってらんねぇなと(笑)。
なので、第5シーズンをここで掘り下げたいなと思います。
1話目のスペシャル以外はなかなか再放送がないので、
まだ未視聴の方は、BS・CS・地方局の再放送枠を逃さないように!!
第5シーズンは土門さんとマリコさんの「なれそめ」
それぞれの部署で扱いづらいと思われている2人が、ぶつかり合いながらお互いを認め合うまでのお話です。
マリコさんにまったく色気がないし、土門さんはまったくマリコさんを女性扱いしないので、究極の異性間ブロマンス!
マリコさんはとにかくクールビューティな女王様。
若さゆえに尖ってて、アメリカ帰りの才女!設定が効いていて
自分を全く疑わないというか……誇りを持っているんですよね。
自分が科学的に出した答えに絶対的な自信があって、本当に現実に起こったのかどうかを確かめているような感じです。
そして、同僚に対して愛がないですね(笑)。
いまは一緒に仕事をする仲間として、できるってわかってるからこその振り回し方をしますが、
昔は顎で使っている感じ。日野さんや乾くんがブーブー言ってるシーンが多々あります(笑)。
土門さんは革ジャンでドロップ缶を持ち歩く、関西弁の癖がありすぎる粗暴な刑事。
ガラが悪すぎる(笑)。
荷物が風呂敷とかに包んでて、いでたちがどこか寅さん的なんだよね。
「〜ですなぁ」みたいな口調でちょっとおじさん感があるんだけど、
マリコさんとのやりとりはちょっと子供っぽいし、
捜査のときにはエネルギッシュで若々しいので、
キャラ設定が少しいびつな感じがしますね。
問題起こして所轄に行ってまた府警に戻ってきた土門さん。
なぜまた府警に来れたのかというと、佐久間刑事部長が検挙率を上げるために連れてきたためのよう。
マリコさんとの初対面では「(科捜研なんて)京都府警には無駄な部署があるんですなぁ」というので、科学の力なんてまったくアテにしていないのです。
いまの絶対的な信頼関係を思うと、本当に新鮮(笑)。
でもめっちゃくちゃ距離が近いよー!!
2人とも若いので、彼氏彼女感があります。
現場検証でもいまだと横に並んでいるけど
マリコさんの真後ろから顔突っ込んでるので、抱き合ってるようにみえるシーンとかね(笑)。
これはスーツ姿じゃなくて、革ジャンで粗暴な刑事だからこそありえたんだろうな。
あと、夫婦だと装ったシーンがあったりして、今とは違う気恥ずかしさがあるんですよねー。
マリコさんも捜査で外に出ているときや土門さんの前だとちょいちょい関西弁が出て、
「なんや、お前も関西か」って笑う土門さんはとってもキュート!
粗野な物言いの土門さんに一歩も引かず、自分の検査結果を武器にぶつかっていく捜査していくマリコさんなので、土門さんとマリコさんは完全に対等です。
で、私が好きなのは7話。
土門さんが大ピンチな話ので、弱気になっちゃう土門さんが見れるお話です。
シーズン5の7話はどもマリの源泉といってもいいかも。土門さんが初めてマリコさんを真に認める話だからね。このころは土門さんキャラ違って、最後はマリコさんと大阪弁でやりとりするところが最高だったなー。#科捜研の女 pic.twitter.com/rHH6madXsA
— Missy (@Missy0786) 2017年2月24日
マリコさんを認めることは、科学の力を信じるということです。
そして無機質に思える科学が、人を救うさまを目の当たりにした。
なんとなーく協力しあってきたけど、明確な信頼関係が生まれた瞬間でした。
そのあと、妹の美貴ちゃんにマリコさんとの仲を聞かれて「あいつは戦友だ」というわけです。
8話と最終話はマリコさんが窮地に陥る話ですが、土門さんはマリコさんを「自分で答えを見つける女だ」と信頼した上で協力します。セコム的役割もちゃんと発動しており、どもマリの在りようはすでに構築されていることがわかります。
そしてすでにブロマンス的な要素もあり、当時からすでに意図的であったということも(笑)
第5シーズンの私的などもマリの萌えポイントは、
マリコさんを挑発するような言い方やそぶりをする土門さんと、一歩も引かないマリコさんとのやりとりは痛快!
でもこれは女扱いしていたら、土門さんは同じことをしないでしょう。
ビジネス上の関係だから一切容赦がなく、信頼だけで結ばれる。
若さゆえに恋愛関係に発展するかもしれない可能性を感じさせるので、
この時点では危うく映ります。
いまは年を重ねたので、危うさの種類は変わった気がします。
人間、そんな白黒はっきりつけられるものでしょうか。
お互い、大切な相手には間違いないわけですよ。
男と女の関係ではないだけで、事件によってはプライベートな部分にふみこむ場合もあるし、
作品が現実と同じ時の流れなのだったら、13年は一緒にいるんだからなおさらです。
ほかの相手に色目を使われたらちょっと面白くない。
そういう感情があるのではないか……それを妄想するのがどもマリの楽しみです。
でも最近のシーズンでは、それを明確に描いていますね。
16シーズンの3話、マリコさんが前夫とよりを戻すのではとみんなに疑われる話は、まさにそれです。
そして、マリコさんも最近そういう感情ではないかと思うようなシーンがあります。
これもたしか16シーズンだったかな。
最後のシーン、いろんなことを考えさせられる。土門さんがマリコさんを肯定するのは基本は信頼から。でも最後のマリコさんの表情をみると、情感があるよね。マリコさんにも土門さんへの感情のなにかがあるってことかなぁ。#科捜研の女 pic.twitter.com/cOroyItS01
— Missy (@Missy0786) 2017年2月23日
マリコさんの、不器用に優しい言葉をかける土門さんへの視線。
とても余白のある演出・演技だと思います。
今日の夜、土門さんの過去が描かれますが、
マリコさんはどんな感情をのぞかせてくれるんでしょうか。
「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る③
さて、こんなブログを書いたのはいいんですが、
私、2013年のクリスマススペシャルのあとは第14シーズンだと思っていたのですが、SPのあとも第13シーズン続いてたこと忘れてました(笑)。
すっかり存在を忘れてましたが、SPの続きである9話からはマリコさんを尊敬する江崎さんが登場するんでしたね。
協力関係ができて捜査が形になり、彼女が過ちを犯して台風の目になっていくまでが第13シーズン。
それにしてもだよ……土門さんがつれないフリしてマリコさんを屋上に呼び出す萌え萌え展開をなぜ忘れるんだ、私(笑)!
……さてそんなこんなでつづき!
第5位と第7位は前後編みたいなものなのでこちらを合わせて振りかえり。
ざっと第13〜14シーズンまで見直しました。やはり14シーズン最終話で藤倉部長に自分たちのやり方を認めさせてたので、改めて考えると相当な時間を要したわけですねぇ。
第7位「最終章〜古都を襲った無差別テロ!解剖医による疑惑の鑑定!!」
season14 第8話(2014年12月4日放送)
第5位「白昼の殺人雨!模倣犯による最悪の集団死マリコ路上に死す!?」
season14 第9話(2014年12月11日放送)
マリコさんと土門さんは第4位にランクインした2013年SPで自分たちの捜査で真実を見誤り多くの人を傷つけてしまったわけです。
でも、すべてを佐久間部長が責任を取った。それが上に立つものの責務だから。
そして「捜査と鑑定は夫婦や親子みたいなもの。刑事部が今後そうなってくれればいい」と言って去ります。
……そのままでいろよってことです。
だからこそ、土門さんはその次の13シーズン9話で「やり方を変えるつもりはない」とマリコさんに伝えます。
マリコさんの笑顔ww #どもマリ #科捜研の女 pic.twitter.com/onFrkWwAS8
— Missy (@Missy0786) 2018年4月8日
「あんな過ち犯しておきながら……やり方変えねえのかよ!」とつっこみたくなる気もしないでもない(笑)。
でもベテラン社員がよく言う「だってこうやってやってきたもん!」みたいな驕りを感じさせないのがすごいところで。
14シーズンのこの前後編は、2013SPから続く「土門さんとマリコさんはこのままでいいのか!」ってことへの答えが出たお話だと思います。
藤倉部長は捜査一課も科捜研も道具と言った。その道具を使う人間が責任を負うわけでそれは部長の仕事。土門さんもマリコさんも責任を取りきれず佐久間部長がそれを負ったのだから黙って管理されてろと言う話ですね。
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
でも、2人はやり方を変えなかった。 #科捜研の女 pic.twitter.com/Y3pUa0Vca7
周りに恵まれて、やり方を変えずにやったら結果が出た。現場でのそのときの判断で突き進むことはやはり必要だと。
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
藤倉部長はそんな2人に、道具としての役割を逸脱するならば、組織を抜けろ、それか圧倒的な責任を負う覚悟を決めろと言います。 #科捜研の女
圧倒的な責任を負う。そのためには、捜査と鑑定は夫婦にならなければなりません。風丘先生が呆れるほどの強固な信頼関係をもって、各々がプロフェッショナルとしての仕事を完遂する。これ以降、土門さんとマリコさんは捜査の上で過信せず、自分の感情に揺れることはほぼないです。#科捜研の女
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
「圧倒的な責任を負う覚悟」というのは、まさにこの第14シーズンの8話で藤倉部長が言います。
土門さんとマリコさんは自分たちのやり方を変えないために、
絶対に過ちを侵さないように、その覚悟を決めました。
自分たちのやり方は、なにか間違いが起こった時に自分では責任をとりきれないからです。
それを知った上で、それでも信念を曲げないことを決めたのです。
ただね、2013年SPで芝管理官は最後に「あなたたちが馴れ合っているようには見えなかった」と言っているので、土門さんとマリコさんはそれまでも自分たちの職務を忠実にこなしていたわけなんですけどねー……。
でも、過ちを繰り返さないように2人は今まで以上に揺るがなくなります。
第14シーズンの最後の前後編を見てますが、風丘先生が #どもマリ の2人の強固な信頼関係に呆れるとこ最高です笑。 #科捜研の女 pic.twitter.com/uns8ZfZt1s
— Missy (@Missy0786) 2018年4月7日
相手を絶対的なまでに信じ抜く。
決して馴れ合いでなく、それぞれが職務を全うしベストを尽くすことが前提として。
その互いの仕事ぶりに絶対の信頼を置き、一緒にどこまでも真実を追求する。
これこそがどもマリのファンタジー!!
これって、生身の人間には無理だと思うんだよね(笑)。
仕事のパートナーとしては盲目的に見えなくもない……。
この絶対的な信頼が現実ではありえないからこそ、長年培ってきた関係性から出る情感と相まって、どもマリって人気なのかも。
なんか奥深すぎて、またいろいろ考えなきゃいけなくなった気がします(笑)。
いま17シーズンが終わったわけだけど、我々視聴者は土門さんとマリコさんのなにを見せられているんでしょうね。
ただわかっていることは、
……決して「愛」という言葉ではないと思うんですよ。
「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る②
前回はこちら。続きでーす!
第4位「疑惑の観光タクシー…予告された転落事故!奇妙なタイヤ痕、飛沫血痕の罠!! 冤罪を生んだ鑑定ミス!? 父親に尋問されるマリコ!辞職を要求する元管理官!」
season13 クリスマススペシャル(2013年12月25日放送)
なにか策略があって陥れられたとかじゃなくて、
本当に土門さんとマリコさんが捜査のなかで犯した痛恨のミスの話なんですよね。
2013のスペシャルはまさにどもマリ最大の危機。土門さんとマリコさんの協力関係が冤罪事件を引き起こしたと芝監察官と榊パパに追い詰められるお話。全ては佐久間部長が受け止めてくれますが、これが藤倉部長との長い闘いの始まりでもある。#科捜研の女 pic.twitter.com/K953CSi63n
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
この2人が協力して事件を解決していくのが「科捜研の女」ですが、それに対するアンチテーゼというか。
当然のように土門さんとマリコさんがやってきた捜査手法に対して、当時鑑識だった藤倉さんがNOをつきつける。それによってどういう影響が出ていくのかを愉しむお話だったと思います。
その後、藤倉刑事部長との対立が大きな主軸となる第14シリーズへ続く、序章のようなスペシャルでした。
切なさは、情が伴ってこそ成立する
どもマリ的ポイントは本当にもりだくさんなんですが、私が一番気になるのはこのネクタイの意味。
芝監察官とのシーン。ネクタイを解く内藤さんがセクシーすぎて死ねる。#科捜研の女 pic.twitter.com/33r4DnAMPf
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
土門さんのセクシーさを前にしてあんまり深く考えてなかったんですけど(笑)、
このトレードマークである赤いネクタイを解くのは、マリコさんとの接触が禁止されたあとに一人で立ち向かっていく決意の現れなのかなって。
離れ離れのときは、土門さんネクタイしてないんだよね。
マリコさんに会いにきたものの、次会うときは事件が解決してからだと決意した土門さん。ここめっちゃカッコいいww てか、心配だったんじゃないのー!と勘ぐりたいシーンw #科捜研の女 pic.twitter.com/Exj7GBpST3
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
ここのシーン、本当に滾るよ(笑)。
なにも解決していないのに、傷を舐め合うようなことをこの2人はできないんだってことです。まさに戦友!
精神的に追い詰められた相手に寄り添うことよりも、それよりも大切なことがあるってことですね。
でもそれはある意味、仕事上のパートナーだからこその思いであって、それでも滲み出るものが、今回は特に内藤さんの演技には感じます。
本当は心配で心配で、居ても立ってもいられないくらいの激情を必死に理性と使命感とで抑え込んでいるんじゃないのかって。
私がどもマリについてまとめるにあたって何度も言っている「恋愛関係にならないからこその切なさ」ですが、
本当にカラッとした関係なら切なくならないはずなんですよ。
ここに不思議と情感があるから、勘ぐりたくなるわけです。
事件解決まで離れ離れになる前のシーンでも、内藤さんなんか匂わせてるんだよね…。
監察が入り、土門さんが互いの会話を禁じられたとマリコさんに告げるシーン。マリコさんのお母さんから着信が入ったのをみて視線をそらす土門さん。相変わらず細かい芝居だわよ内藤さん、、、#科捜研の女 pic.twitter.com/tJFZNAykMb
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
このとき土門さんがどんなことを思っていたのか、いろんなことを考えてしまいますよね。
ただお母さんに申し訳ない気持ちがあるのか、いまからマリコさんが受ける試練を思ってのことなのか、心配したとして少しでも女として扱った自分に驚いているのか……とか。
内藤剛志さんて、余白のある演技ができる役者さんなんだってあらためて思います。
意図があってやっているんだけど、観る側がいろんな解釈ができるような表現であるということ。
それは沢口靖子さんといろいろ足し算引き算しながらキャッチボールできているからこそ、ですね。
これこそ、どもマリが人気が出た要因だと思います。
痛みを伴って、それでも貫き通す茨の道
マリコさんがすべての落とし前をつけようとしたとき、佐久間部長がすべての責任をとってくれるという痛みを伴うラスト。
どもマリ的にはここが好きなんですけど(笑、)
1番の胸滾るシーンは、佐久間部長に「自分の辞表を受け取らなかったんですね」と切り出すマリコさんの言葉にめっちゃ動揺する土門さんの反応w 聞いてねぇぞ感半端なさすぎてあとでどんな会話したんだかと妄想が止まらないシーン! #科捜研の女 pic.twitter.com/FYFxJ6RU2r
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
大切なのはこれですね。
ここで佐久間部長が榊パパの言葉である「捜査と鑑定は夫婦みたいなもの」と言うわけです。それを、土門さんとマリコさんは貫き通し続ける。#科捜研の女 pic.twitter.com/WFJVQqEmv6
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
佐久間部長、ホントいい上司だな…。
今回のことで、マリコさんは特にダメージを受けて、第14シーズンはそれを引きずり続ける描写がいくつかあります。
いままで、佐久間部長っていう好きにやらせてくれた上司が、自分たちが犯したミスによって去ってしまう。
藤倉部長を前にして、自分たちが矜持をもって立ち向かっていく力をいきなり求められていくわけですね。夫婦になれ!ってことですわ(笑)。
で、いまは本当に夫婦の域に到達して次は部下育ててるんだからね……それでも萌えが終わらないどもマリの不思議さよ……。
第14シーズンすごく観たくなってきたので、見直そうかと思います。
相馬くんがひとつ大人になる話もあったり、楽しいですよね。
そうしようかなー(笑)!
「科捜研の女」名作エピソードベスト10を偏った目で振り返る①
そういえば「科捜研の女」が放送200回ということで、名作エピソードベスト10とかやってましたね。
不思議なもので、私が好きなエピソードばかりなんですよねぇ。
つまり、どもマリ的においしい話ばかり。
せっかくなので好きなものから振り返ってみようかと思います。
第1位「地獄のバスツアー マリコVSバスジャック犯!!100均グッズで決死の鑑定」
season16 第16話
ホント、意外(笑)。
でも科学捜査とどもマリ要素のバランスがいいものがランクインしている気がするので、そういう意味では腑に落ちる1位なのかな。
放送当時、私はこんなツイートをしていました。
はぁ、このアイコンタクト最高だわぁ。疲れ飛んだw #科捜研の女 pic.twitter.com/xsZQaTU6pe
— Missy (@Missy0786) 2017年3月2日
視線を交わすだけで意思の疎通がとれるようになるってすごい境地ですけど、
これは、信頼関係だけで結ばれた仕事上のパートナーならではなのかなと。
恋愛関係だったら、土門さんはマリコさんを心配するがあまり、自分が救ってやらなきゃって必死になると思うんですね。
もちろん土門さんは心配はしているんですけど、マリコさんを見つけてからはずっと冷静。
それであのアイコンタクト。あれは「お前ならこの状況を打破できる」って信頼しているからこそかなって。
そのあと銃を持ってる犯人とまた対峙させるなんて、そうでも思ってなきゃ無理だと思います。いい意味で女扱いしてないんですよね。
最後に土門さんが「日野所長に言っておいたぞ。無茶をしなくなったら、榊マリコじゃありませんってな」って言いますが、それが全てなんだろうなあ。
背中を預けられる相棒ってところでしょうか。
究極の巴御前的存在というかね……。
巴御前は武人でもあり木曽義仲のお妾さんでもあるので、実際のところはわかりませんが、一番そばにいるのに正室には敵わないって切なさがあるわけですよね。
土門さんとマリコさんは、互いに特定の相手がいない上に肉体関係もない。
本当に信頼関係だけでしかつながれていないからこその、切なさ。
ここまで深くつながれた絆がありながら、現場では阿吽の呼吸でも
たとえば、相手の一番好きな食べもの知ってるかって聞かれたら答えられないだろうなって思うんですよ。仕事のパートナーなんてそんなもんですよね。
せつないなあ……。私はそこに痺れる憧れるなんですよ。
第14シーズンの年末年始SPはどもマリ要素たっぷり
第2位と第3位は話自体がとてもおもしろかったのもありますが、どもマリ要素たっぷりでこれでハマった人多いんじゃないかなと思います。
何を隠そう、私もその中のひとりですから。
なんだかんだ、何回もみる #科捜研の女 はシーズン14の年末&新春スペシャル。どっちもどもマリ的においしいのよね。最高の年末年始かよw pic.twitter.com/OS3YMlTPoR
— Missy (@Missy0786) 2017年1月29日
第3位「白骨死体は30年前に夜逃げした親友!? 涙と執念のDNA型鑑定!東京〜大阪1100キロの大捜査! 繁華街の大爆破 迫る女探偵の罠〜マリコの過去が明白に!!」
年末スペシャル(2014年12月21日放送)
第3位ですが放映は先なのでこちらから。
私が以前からなんとなく観ていた「科捜研の女」にハマったのはこれです。
どもマリに覚醒した瞬間ですね(笑)。
マリコさんの学生時代の想い出が軸になって、とても見ごたえのあるSPでした。
なんといってもラストシーン、
土門さんがマリコさんの腕を掴んで「俺にはなんでも話せ」とのたまったのはこれです。
それはもちろん素晴らしい萌えですが、私的にしびれたのは土門さんがマリコさんに優しく慰めるシーンなのです。
私が #どもマリ 沼に堕ちたのは14シリーズの年末スペシャル。落ち込むマリコさんを優しくフォローする土門さんとのシーンを観たから。お前はこんなところで終わる女じゃないだろって励ますのは、根底に信頼があるから。それなのに、なんでこんなに情感があるのか。それが萌え。 #科捜研の女 pic.twitter.com/qzx9ZfjgF8
— Missy (@Missy0786) 2017年2月9日
私、最初からブレてなかったんだな―(笑)。
第2位「科学捜査vs祟りの村!恐竜の化石発掘現場から出現した白骨死体!京都〜日本海を結ぶ奇妙な手紙!わらべ唄通りに連続殺人が!!鑑定が告げる壮絶な真実」
新春スペシャル(2015年1月18日放送)
恐竜発掘という科学捜査とはまた違うロマンと、マリコさんが理解できないであろう祟りのお話で、年末スペシャルとは趣の違う面白いお話。
2クール放映の上に、年末年始SPがあったなんて贅沢ですねぇ。
マリコさんと土門さんが横に並んで捜査するのは本当に最後だけなんですけど、萌えポイントは意外とあります。
たとえば事件発生時に「土門さん、こっちに来られない?」ってマリコさんが電話でお願いしてみたり。
遠距離なのでテレビ電話で情報共有するシーンで、マリコさんと亜美ちゃんに捜査協力してくれた剣持さんの存在が気になってるような土門さんの描写があったり。
それで休暇取ってまでマリコさんのところへ駆けつけるんだから愛を感じずにはいられません(笑)。
長くなってしまったww
4位以降は、また今度にします。
第13シーズンが軸?ーーどもマリを愉しむ②
前回はこれ
どもマリの私的見解はこれ
「科捜研の女」は現在17シーズンが終了。
しかしながら、土門さんが登場したのは第5シーズンです。
小林稔侍さん演じる木場警部は大好きだし、武藤さんを演じるゆるキャラ的な立ち位置(笑)の内藤剛志さんも好きですが、やはり私にとっての「科捜研の女」は第5シーズンからだなと思います。
そのころからどもマリ的要素は満載なんですけど、いまは紆余曲折を経たあとの信頼関係が強固に築かれた後の2人なので、正直第5〜11シリーズくらいまではテイストが違うなあと思うんです。
いまの「科捜研の女」が好きなら第11シリーズからがおすすめ
「科捜研の女」で唯一DVDが発売されている第7シーズンもいいのですが、そのころの科捜研のメンバーっていまとぜんぜん違うんですよ。
日野さんや乾くんとかって、最初からマリコさんに必ずしも好意的に接するだけの人たちではなかったですよね。
それだけに重要な人物だともいえます。だって日野所長は現在唯一マリコさんの暴走をなんとか食い止められる良き上司であり、乾くんは反発しながらもやはり一番マリコさんを助けていた部下としてはピカイチな存在に変わりないんですから。
これはマリコさんとぶつかってきたからこその関係性だからなんだろうなって。
あと、そのころはマリコパパが所長なのでやはり雰囲気が違います。
私がいまの「科捜研の女」のテイストをそのまま味わいたいなら第11シーズンからじゃないかなと思います。
第11シーズンは乾くんが卒業して相馬くんが加わり、スペシャルでマリコパパがいなくなり宇佐見さんと入れ替わります。
私はこれがどもマリがさらに距離を縮めた転換期だと思ってるんですよ。
自分の記憶があやふやなので整理しようと思ったんだけど、11シリーズ途中までは乾くんも榊パパもいるので、2011のスペシャルで日野さんが所長になるのはこのドラマにおける転換期だろうなぁ。#科捜研の女 pic.twitter.com/MHh3sLg5XI
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
第6、7シーズンあたりをみると、マリコさんとパパは同居してるので、どうしてもパパとのシーンが多いんです。
で、土門兄妹も同居設定でしたよね。美貴ちゃんは第10シーズンごろまでレギュラー。
そして、マリコさんには乾くんがいるように、土門さんには権藤くんがいましたしね。権藤くんは第12シーズンまで。
お互いにそれぞれのフィールドでの支えがいるって、いまとはちょっと違うなと思います。
まだマリコさんが揺れていた第12シーズン
第12シーズンはなんといっても芝管理官かなアと。
彼女があれだけ頑なになるのは理由があったわけですが、マリコさんは確実にシンパシーを感じていたわけですね。
ただ、土門さんはちょっと警戒していたわけです。それがスペシャルでパパも戻ってきてすごい展開になっていくわけですが……。
12シーズン登場の芝管理官て、マリコさんがシンパシーを感じてるキャラだから、危険視してる土門さんとはシリーズの最初から捉え方が違って、そこが最終話にどもマリがぶつかる原因になるんだけど、ホントに最終話は本当に内藤さんの細かい芝居に痺れるよ、、、#科捜研の女 pic.twitter.com/gxboTVlsns
— Missy (@Missy0786) 2017年2月28日
第12シーズンの最後は、芝管理官が疑われる話なんですけど、
マリコさんは芝管理官の正義を信じるがあまりに彼女を疑いもしない。それが土門さんには許せないわけです。
それでぶつかるんですけど、このオチをつけるところで、お互いの想いをアイコンタクト一つで確かめ合うところは最大級のどもマリ萌えポイントでおすすめ。
ただ、このころはまだ真実を追い求めるためにまったくぶれないマリコさんはそこまで確立されてないんですね。
お互いが唯一の、第13シーズン
そして、第13シーズンになって2人にとって重要な人物、佐久間刑事部長が去ります。
佐久間部長は第5シーズンで土門さんを所轄から府警にひっぱりあげた人物なので、どもマリを引き合わせたといっても過言ではないわけです。
で、いまの藤倉部長に比べたら本当に好き勝手やらせてたわけですよ。
だから、 彼がいなくなるということは今まで通りの2人ではいられなくなる、14シーズンにおける苦難の始まりだったわけです。
そこで12シーズンに芝管理官が登場、13シーズンは佐久間部長がいなくなり、14シーズンまで藤倉部長との闘いが続き、その間に彼氏彼女くらいの関係性が夫婦の域に、、、土門さんの名言たくさんあるもんね(^^;; この過程がどもマリファンをさらに増やした気がするわ。#科捜研の女 pic.twitter.com/tm2ZqSIu6r
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
佐久間部長という、お互いに頼れる絶対的な存在がいなくなったこと
それぞれの現場で新しいメンバーと関係性を築いていかなければならなくなったこと。
そしてなにより、自分たちのやり方を貫き通すために藤倉部長と闘わなければならくなったこと。
土門さん、めちゃくちゃ攻めた発言が増えます(笑)。
「捜査と鑑定は親子や夫婦みたいなもの。(中略)俺はお前との会話をやめるつもりはない、いいな?」のくだりはもはやどもマリのバイブルといっても過言じゃないよねぇ。もはや、告白かよっていう笑。#科捜研の女 pic.twitter.com/bs4zO3F4gs
— Missy (@Missy0786) 2017年3月1日
これがどもマリ萌えを増やした要因になったのではと思いますねー。
第13シーズンは第10シーズンから出ていた泰乃さんから亜美ちゃんにバトンタッチ。
日野所長が中心となってマリコさんの暴走をすこしでも止めつつ、宇佐見さんや相馬くん、亜美ちゃんが「マリコさんなら最後まであきらめずに真実をつきとめるはずだ!」と信じて疑わない感じはいまのシーズンに一番近いですね。
去年、再放送をよくBSやCSでみてましたけど、第13シーズンって繰り返し放送されていたんですよね。いまの「科捜研の女」を観て欲しいと思ったら、これが一番いい宣伝にはなるかもなあと思いました。
過去を遡ることは楽しい!
第11シーズンからみても十分どもマリ的には楽しいです。
第5〜10シーズンはいまのような絶対的なチームワークは科捜研にいつもあるわけじゃありませんが、佐久間部長の存在とか、日野所長が昔どうだったのかとか、やっぱり気になるポイントがたくさん出てくるんですよね。
なにより、どもマリの関係性が築かれていく過程を思い返すなら絶対に避けては通れません。
昔のほうがね、彼氏彼女っぽいんだよね。若さもあったかもしれませんけどww
ゆっくり続きを書けたらなと思います。第14シーズン以後ももちろん楽しいし!
いつでも扉は開いているーーどもマリを愉しむ①
さて、「科捜研の女」第17シーズン終ってしまいましたね。
始まったと思ったらもう終わり。
また今年の秋に会えることを願わずにはいられません。
私はマリコさんと土門さんの関係性萌えに徹してみている、いわゆる「どもマリクラスタ」の端くれ(笑)。
シーズン毎にどもマリシーンが増えているのは本当に嬉しい限りです。
とはいえ、今シーズンはすごかったな……。
毎日新聞のTwitterで「どもマリ」って流れてくるとは思わなかったよww
これまでTwitterで鍵もつけずに萌えを叫んできたわけなんですが、こんなに表に出てくるとは思いませんでした。
ファンならではの密やかな愉しみなわけで、正直静かに見守っていてほしかったですが、こうなったら仕方ない。
とことん愛を叫んでいきたいと思います!!
もう公式さんもどもマリだけでなく風マリまで認めてるしね(笑)!!
ちなみに、私のどもマリの見方はこんな具合です。
新シーズンはもちろん再放送でも!
「科捜研の女」は再放送もたくさんあるから、どもマリが気になる方はこれからもたくさん増えていくんじゃないかと思うんですよ。
関東から地元に帰ってきても、午後の再放送は「相棒」か「科捜研の女」なのは変わりませんでしたし。
BS朝日やCSのテレ朝チャンネルなどでもまとめてやってくれます。
ただ「科捜研の女」はDVDが全シーズン出てないので、そういう再放送をこまめにチェックして録画していくのがいいと思います。
でも、どもマリって本当に匂わせる程度なので、実際のところ少ないんですよね。
時々出るからこそ、破壊力があるとも言えるんですが、絶対にくっつかないってわかってるので、悶すぎて「もーやだ!」ってなったときも正直ありました(笑)。
そんな倦怠期を超えると、一緒に並んで歩いてるだけで萌えられるようになりますけどねww
第17シリーズの終盤、200回を超えたころにどもマリがここまで大きなトピックスになったのはすごく喜ばしいことです。
これを機に、自分がこれまでそれぞれのシリーズみたときどう思ったのか、思い返してまとめたいなという欲が出てきました。
シーズンごとにどのようなエピソードがあって、どういう関係性になっていくのかとか。
時間は掛かりそうですが、自分の録画を見直しつつ頭を整理していきたいと思います。